2010年 02月 01日
デザイン革命 |

この六代目の5シリーズの興味深いところはクリス・バングルが生み出したデザインであるバングル・バットというデザインを一代でやめたこと。
ボクには残念なわけです。
バングル・バットというデザインを説明するとトランク・リッド(トランクの蓋の部分。)が盛り上がっているデザイン。
6シリーズ,7シリーズを見たらフェンダーの外板にベロ~ンと乗っかっていると思わせますね。
バングル・バットは今までのカーデザイナーが創造できなかったデザイン。
もしかしたら過去にバングル・バットと同じ手法のデザインをデザイナーが生み出してもメーカーに却下されていただけかもしれませんけど。
とにかく商品化された車はクリス・バングルがデザインした7シリーズが始めなわけです。
しかし,7シリーズと5シリーズ,そして6シリーズにも採用してきたバングル・バットという手法をキドニーグリルと供にBMWのアイデンティティになぜしなかったのでしょう…。
7シリーズに採用した途端に,日本のアレなあのメーカーがすぐに真似をしていましたね。
あのメーカーの悲しいところは影響されたとは思えず安易にパクったとしか思わせないところでしょうか…
バングルバット・デザインの個人的に苦手なところはトランクリッドが閉まっていてもチリ(外板とのつなぎ目の隙間。)が大きい。
比較的にBMWはどの車種も他ドイツメーカーよりチリが大きいほうだとは日頃から感じているのですが
バングルバットの手法を採用している他メーカーの車種も全てチリが大きいのですね。
幾度,『あれ? トランク開いてるんじゃない?』と思ったほど。
BMWがバングル・バットを採用しなかったということはバングル・バットという手法をデザインの文化とせず,流行りのデザインとして採用したからなのでしょうかねぇ。
クリス・バングルが一昨年にBMWを去っているのが原因かもしれませんが。
まぁ~ ボクはBMW・5シリーズの購買層でもないですが,ふと感じちゃいました。
クリス・バングルのデザインでお気に入りはクーペ・フィアットとバルケッタですね~♡
by k-denken
| 2010-02-01 21:01
| 車