2014年 11月 22日
SUZUKI ALTO 2014.12.22 |

このアルトはめちゃイケてます。
アルトがですYO。
クルマ業界にもデザインの流行りがあります。
この10年は,ヘッドラインのデザインがAピラーに伸びたつり目のデザインが拡がってます。
このアルトのヘッドライトの形状は,まさに逆行してますね。
サイドのリアウィンドウを見ると切れ上がった処理が印象的です。

個人的に軽自動車に求める一つは,チープさ。
そのチープさが画像から感じれるところが,これまたイケてます♪
軽自動車はチープなほうが絶対にカッコいい。
昨年に,鈴木修会長が『軽は貧乏人のクルマだ。ーーーー。』と発言し物議を醸しました。
ボクは軽自動車を乗ってるひとが貧乏人とは思いません。
しかし今の軽自動車の上級グレードは,普通車の標準装備より装備もよく豪華で価格も高い・・・ (ジムニー,コペンは除く。)
そんな普通車ぶった軽自動車を乗ってるひとはハートが貧しいと思っちゃいますね。
ホントは普通車を乗りたいけど,維持費などのトータルコストを考えて,軽自動車を選択・・・
でも初期費用はガンバるから,普通車より装備がよくて豪華な〝軽〟って思っていそうな点が貧しい。
選んで〝軽〟ではなく,仕方なしに〝軽〟って感じがしますから。
その上,ボディカラーもキメた色を選択していたらしらけちゃいますね。
ボクが軽自動車を購入するなら廉価グレードがいいですね。
軽自動車はあくまで,軽自動車として理解して乗るのがカッコいい。
クルマの話しだけではなく,〝解っている〟と感じないとカッコよくは見えないですね。
今,流行りの高級SUVでも,ホンモノSUVか,〝エクステリアだけSUV〟かを理解して乗ってるひとは何割いるでしょうか?
ボクの考える〝軽〟を,このアルトはすべて備わっています。
普通車を意識しない。 まさにMy wayなクルマ。
廉価グレードのMTの真っ赤なアルトに,ホイールカバーを取り,鉄チンホイールをむき出しにして下駄がわりで乗りたいクルマ。
ただ,どんなときも小綺麗く,人一倍にオシャレして乗らないと,好きでアルトを選んだと思われず,鈴木修会長の言葉のひとに思われるので細心の注意が必要です。
お風呂あがりにコンビニに行くことがあっても,髪をセットし直し,オシャレしなきゃいけないクルマ。
普通車を乗る以上に伊達らないといけません。

フロンテを現代風に蘇らしたように感じたデザインは,和田智がデザイン。
和田智氏といえば,アウディA6,Q7,A5のデザイナーでしたね。
今では当たり前になっている,全アウディに採用されているシングルフレームグリルをデザイン。
ありふれたハッチバックの大衆車をイカすデザインにするのが,カーデザインの一番むずかしく感じるところですね。
だってこのアルトをクルマに興味ないひとが見たら何て言います??
『どこにでもあるただのクルマやん。 んん゛?? ダサくない?』ですからね!
ワインや紅茶と同じで,色んなモノを飲まないと味の違いが分からないのと同じで,〝軽〟という特に制限がある中で,コンセプト,志,デザイン‥作り手が伝えたいモノを感じ取れるようになるには,平々凡々な大衆車を見まくり,デザイナーをふくめ作り手の意図を読みとり,感じとれるようになることが必要ではないでしょうか。
高級メーカーであっても,威信をかけてる車種なのか,そうでないのかを見透かせるようになるもんです。
『軽なんてダサい。』 『スズキ?』 『ナンプレ黄色い!』 etc... 偏見や好き嫌いだけを物差しで見ていたら本質を読めず理解はできないですからね!!
余談ですが和田智氏といえばカーデザイナーのイメージが強いですが腕時計もデザインしてますYO!!

あれ・・?? こういうことが〝インスパイアされた〟という言葉の意味なのでしょうか...

fiat126
by k-denken
| 2014-11-22 21:01
| 車